ひよしの観光を支えるアウトドアレジャー文化。
【中川亮さん】京都丹波・森のバーベキュー協会代表。ジャパンBBQカレッジ認定のバーベキューマスターとしても数々のイベントを主催している。
日吉町の観光拠点ともいえる道の駅「スプリングスひよし」の初代駅長だった中川さんは〈バーベキューマスター〉という顔も併せ持つ。バーベキューマスターとはBBQのスペシャリストとして認められた人にのみ与えられるジャパンBBQカレッジ認定の資格である。施設では年中通してBBQのイベントが開催されており、募集をかけるとすぐに定員に達するほどの人気ぶりだったようです。
当時まだ日吉ダムもできていなかったころ、たまたま日吉町に訪れる機会があったという中川さんは美しく悠然としたこの地を大変気に入り、すぐに引っ越しを決めたという。そして、ダム完成後にできたスプリングスひよしの建物を見て一目惚れ。あそこは一体何なのか?と話を聞きにいったところ、のちに求人が出ると耳にし、オープニングスタッフの一員になったそうです。
スプリングスひよしができてからは、府外からの観光客が増えたという。中川さんにスプリングスひよしで人気のお土産物について尋ねてみた。「数量だけで見ると名産品である黒豆を用いた製品が人気ですが、猟師さんから仕入れる猪肉などはすぐに売れてしまいます。その他には、地元産の山椒味噌や納豆餅、山田製油のごま油など自宅で楽しめるような食品を購入する方が多いですね」これは、このあたりの地域に新鮮で良質な素材がたくさんあるという証拠であろう。また、日吉町に住む人々が口を揃えて言うのは交通面の利便性である。京都市内からも車で1時間ほど、JR山陰本線も通っており京都駅まで50分足らずで行くことができる。オートバイや自転車の観光客にとっても絶好の立ち寄りスポットで、いろんな都道府県と隣接している珍しい場所である。今後、天若湖に現れた龍を生かした展開があちこちで実施されれば、また新たな客層がこの〈龍の森ひよし〉を訪れるに違いない。
【Mini Column】
スプリングスひよし内にあるレストラン桂川では、ホテルグランヴィアグループ総料理長
と共同開発した「丹波黒どり親子オムライス」を販売している。特Aを獲得したキヌヒカリや地元食材をふんだんに使用し、森の恵みをぎゅっと詰まった逸品だ。
価格1,500円(税別)
0コメント